前向け思考力。
平々凡々の女子高生と平々凡々の中坊の息子の平々凡々の母の不定期日記です。
ハウルも卒業。
家庭教の話。
小6秋からお世話させていただいた男子。
高校進学が決まり、
しばらくは入学前に宿題をいっしょにやっましたが、
3月も終わることですし、と、
わたしのレッスンから卒業していきました。
ケーキはお別れの際に頂きました。
自営業をされており(職種は内緒。)
商売をやっておられる建物の3階に自宅があります。
玄関は1階ですが、エレベーターがお迎えしてくれます。
初めてお邪魔した時は、
仲介業のかたが一緒でした。
きゃしゃで小さかった彼は、
勉強は嫌だと無言で大粒の涙をポロポロ流しました。
その業者のひとのしゃべり方が、
お父さんのところに、
マンションを売りに来る人に似ていると
怖がっていました。
初めての授業の日、
彼の部屋には自分で作ったというお札が、
ここかしこに貼ってあり、
4色のビー玉が置かれたプレートがとても気になりました。
机に向かった彼に絵本を持っていって読みました。
彼も自分のお気に入りの本や、
大好きな話をしてくれるようになりました。
7時45分から始めて8時までは本を読んだり話したり、
授業はするけど8時40分に彼の深いあくびが出るまで。
中学生の男子、中学校生活を共にするということは、
たった週に1回でも、ぶつかったり、
受け入れてもらえなかったり、
色々ありました。
1度、もう私には無理だ。
違う先生に来てもらおう、と思って、
お母さんに打ち明けた事がありました。
2年生から3年生になる春のことでした。
このまま無責任に続けるより、
今なら選択の余地が彼にある。と思って。
暖かいご両親に見守られて、
彼は成長しました。大きく。
走りたくなったら走ればいい、
そのときには精一杯応援するから。。。
そんな思いに守られて、彼は本当に幸せ。
そんな彼の勉強机には、
始めた頃も今も、邪魔じゃないの?と思うくらい、
ハウルの動く城の模型が置いてあります。
彼の成長を見守るようにポケモンのフィギアがいっぱい。
いまだにお札があるけど、もうあまり頼りにしてないんじゃないかな。
4色のビー玉のプレートはまだあるけど、部屋の隅っこに。
椅子に座ると足が届かず、ブランブランしてたのにな~。
自主勉強のノートの字がすごくきれいになった。
暖かいご両親に、見守られて、
私もハウルの部屋を卒業します。
ありがとう。
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